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何もしないをすることが、忙しいあなたに最も必要である理由
自分の心を強くする方法

何もしないをすることが、忙しいあなたに最も必要である理由

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あなたは、「何もしないをする」という意味深な言葉を聞いたことがあるでしょうか?

「何をするのか」を考えがちな中で、敢えて「何もしないということ」をするというのは、ひょっとすると、単なる言葉遊びだと感じるかもしれません。

ですが、「何もしない」というのは、忙しい現代人にとって、とにかく、ものすごく重要です。その重要性は、どんなに強調しても強調し過ぎることができないほどなのです。

本記事では、「何もしないをする」が必要な理由や、「何もしないをする」の具体的な意味、行い方、実践上のポイント、効果を上げる方法などを徹底的に詳しく解説します。

1分1秒を意識しながら生きているあなただからこそ、本記事でご紹介することを大切にしてみてください。

1. なぜ「何もしないをする」が大切なのか

まず、「何もしないをする」が大切な理由について、順を追って説明します。

1.1. 現代人は焦りの動機からTo do リストをこなすことに必死になり過ぎている

現代人は、日々圧倒的な量の情報に晒されながら、短時間で判断することを求められています。

実際、AIやスマホを駆使して膨大な情報を処理して生きている人のことを「デキる人」だみなす人も多いでしょう。
東京や大阪などの都会に行くと、電車の乗り換えのためにとても速く歩く人が多く、まさに分刻みで生きるのが当たり前のように感じさせられます。
そんな中に居ると、自分まで短時間で効率よく生き続けないと、幸せになれないような気持ちになってしまうかもしれません。

また、FacebookやInstagramなどのSNSでは、昔の同級生や知人などが多くの情報を日々共有しているため、それを見るたびに、羨ましい気持ちや焦りの気持ち、自分も頑張って何かを得ようという焦燥感に駆られることも多いはずです。

すると、平日の昼間は忙しく仕事をし、休み時間にはSNSを見て駆り立てられ、場合によっては休日にも様々な趣味の活動に取り組むような生活を送っている人も多いでしょう。

実際、(紙に書き出しているのか、心のなかにあるのかは別として)現代人は多くのTo doリストを自分に課しており、「何かしらの行動をすることでのみ得られる」という世界観を生き、その世界観を日々強化し続けています。

このような生活が当たり前になっている人からすると、常に自分が何かをし続けていることに疑問に感じることすらないかもしれません。
ですが、そうやって多くの行動を日々取った先に、私たちが得たい幸せは待っているのでしょうか・・・。
自分を酷使して多くの行動を取っている割には、思ったような幸せは得られていないというのは正直なところではないでしょうか。

断言してしまうと、現代人は、焦りの動機から何かをしているだけで、それが幸せにはほとんどつながっていないのです。

1.2. 焦ってTo doリストをこなすことで、自分の心臓の脈を狂わせてしまう

ところで、皆さんは焦って何かをしたときに、どのように感じたでしょうか?

「心臓がバクバクで、いまので寿命が3年縮んだよ」などと冗談のように表現されることもありますが、実は、これは間違いではありません。

焦って何かをすると、心臓の脈が狂わせてしまうのです。すなわち、焦りの周波数から、あなたが仕事や趣味などに取り組むと、心臓の脈がおかしくなってしまします。
そして、心臓の脈が狂うと、ホルモン分泌や血流などに悪影響が及び、身体や心まで狂ってしまいます。

ですが、ここで問題なのは、一度焦って生きる人生観にハマると、それを辞めるのが難しいということです。
何かを得るために焦って行動し続けてきた人は、行動し続けることを少しでも辞めたら、たちまち落ちぶれてしまい、自分だけ時代から取り残されてしまう錯覚を覚えるのです。
よって、現代人にとっては、休むことにすら勇気が必要だと言えるでしょう。

1.3. 何もしないをすると焦りのループから出られ、安心の心に立ち帰れる

そんな現代人にとって、何もしないをするということは、非常に怖いことだと感じるでしょう。場合によっては、イヤイヤ徹夜で仕事をすること以上に、やりたくないことだと感じてしまうかもしれません。

ですが、逆に言えば、何もしないをすると、実は、こうした「焦りのループ」から一歩抜け出すことができるのです。

そして、焦りのループから出られたら、他の人たちが目まぐるしく生きていたとしても、自分だけは安心感の中に入れます。
分かりやすい例を挙げると、あなたも長期休暇などで日常から離れて旅行に出かけたとき、忙しい毎日のことを忘れて、ホッとした気持ちを感じたことがあるでしょう。

それと同じで、あなたが日常の中で何もしないをすると、周囲の人がどんなに忙しそうに生きていても、自分が幸せに安心して生きることだけを目指して生きれるようになります。

さらに、あなたが何もしないをして焦りのループから抜ければ抜けるほど、あなたの心臓の脈は正常になり、ホルモン分泌や血流も正常になり、身体や心も整うのです。

2.「何をしないをする」を極めたプーさん

ここで、くまのプーさんの名言を紹介しましょう。

ディズニー映画「ティガー・ムービー/プーさんの贈りもの(原題:The Tigger movie)」の中で、クリストファー・ロビンがプーさんに、「何をしているの?」と尋ねました。

これに対して、プーさんは、「僕は何もしないをやっているよ」と答えたのです。

この「何もしない」のセリフは英語では、「I’m doing nothing.」と表現されています。

この背景として、実は「何もしない」は、元々はクリストファー・ロビンがプーさんに以前に教えたことだったのですが、プーさんは自分が今それを実践していると答えたわけです。

このように、今より25年以上前の2000年の頃から、プーさんは、心を落ち着かせてぼーっとし、自然に身を任せることの大切さに気づいていたのでした。

「何もしない」というのは、ただでさえ哲学的な響きを感じさせる言葉ですが、こうした有名なディズニー映画のキャラクターのセリフでもあることを知ると、さらに深みが感じられてくるかもしれませんね。

3. 【何もしないをする哲学】何もしないとは頭の中を空にすること

それでは、何もしないをするという哲学についての核心に触れていきたいと思います。

何もしないをするとは、「頭の中を空にすること」を意味します。

つまり、ただ、仕事をしないとか、家事をしないとか、嫌なことをしないというだけでは、厳密には、「何もしない」をしているとは言えないということです。
何かしらの行動を取ることはもちろん、思考すらも手放して、頭の中に何も浮かんでこない状態が出来た瞬間に初めて、自分が「何もしない」を出来ているということです。

言い換えれば、SNSを見ているときや、ぼうっと何かを考えているとき、その日あった出来事を思い出しているとき、直近で体験する出来事に思いを馳せているときなどは、厳密に言えば、「何もしないをする」ことが出来ているとは言えません。
その状態では、思考や感情に囚われたままになってしまっており、身体や脳が休まらないのです。

そうではなく、頭の中がすっかり空の状態になり、何一つ思い浮かんでこない状態を、ここでは「何もしないをする」が出来ている状態と定義しています。

ちなみに、「頭の中を空にしよう」とか「何かを考えないようにしよう」というのも思考なので、それすら浮かんでこない状態を意味します。
そんな思考すらも手放し、頭の中が空になっていることを自分自身すらも認識していない瞬間に、本当の空っぽの状態が訪れています。そのときに、あなたにとって本当に必要な癒やしを受け取ることができるのです。

4. 「何もしないをする」の実践上のポイント

以上の話を聞いて、「何もしないをする」というのは、思っていたよりも難しいことだと感じた方もいるかもしれません。そのため、以下では、もう少し実践上のポイントにまで触れておきます。

なお、何もしないをするをより簡単に、ハードルを下げて実践したい方は、「何もしない入門!ハードルを下げて実践する8つのアイデア」をご覧ください。

4.1. 本当に何もしないこと

まず、「何もしないをする」ときには、本当に何もしません。

これは、たとえば、「何もしない」をし終わった後にする仕事のことを考えながら休むとか、

家事をしながら「何もしない」をするなどはNGということです。

もっというと、呼吸はしますが呼吸をしていることにも意識を向けませんし、自分が座っているときの姿勢や体感覚のことにも目を向けません。周りの音にも気を取られるのも違います。

そのくらい「何もしないをする」ということを徹底的に行うと、普段の自分がいかに思考や感情に乗っ取られて生きているのかに気がつくことでしょう。
すると、何もしないをしている時間がどれだけ楽なのかと実感するはずです。

4.2. 思考や感情を受容すること

ただ、そうはいっても、何もしないをしている最中に、自分の頭のなかに思考や感情が湧いて来ることはあるでしょう。または、周囲で人が話している場所にいる場合、それに気を取られたりすることもあるかもしれません。

そんなときには、自分の頭の中にそうした思考や感情が湧いてきたことを認めて受け入れます。
たとえば、「今、自分の中には、『今日の夕ご飯に何を食べよう』という思考が湧いてきた」というように、湧いてきた思考や感情の内容を明確に認識にあげるのです。

このとき、そうした思考や感情が湧いてきたことを責める必要はありません。単に、そうした思考や感情が湧いてきたことを認識にあげるだけで大丈夫で、その思考や感情を無理に消そうとする必要はありません。というより、無理に消そうとはしないでください。

単に認めて認識したら、その思考や感情は自分から次第に消えていきます。消そうとすると消えませんが、認めることだけをすると自然と消えるのです。

消えていきにくいと感じるときには、自分が何もしないを今しようとしていることを思い出し、空っぽの状態に意識を向けようとしてみてください。

5. 「何もしないをする」をさらに充実させる方法

何もしないをすることは本当に重要なので、より効果をあげるために、何もしないを充実させるための方法を3つ紹介しておきます。

5.1. 「今から自分は何もしないをする」いう確固たる決意

1つめは、自分は今から何もしないに取り組むのだということを、自分自身に対して宣言し、決意することです。
こうした決意をしないまま「何もしない」に取り組むと、大して頭の中を空にすることができず、ダラダラと中途半端な時間を過ごしてしまいます。

特に、自分の感情が穏やかでない場合や、周りに人がいるなどして頭の中を空に保つことの難易度が高い状況下で取り組む場合には、この決意が非常に重要です。

5.2. 集中しようとする姿勢

2つめは、集中しようとする姿勢です。
何もしないをするときには、自分の心の状態を空にした状態を保つことに集中する必要があります。
具体的には、心のなかに思考や感情が湧いてきたら、そのことを認識して認めてあげることを逐一行います。
これを集中していないときに行うと、何もしないをしていたつもりなのに、気づいたら何かの思考や感情に乗っ取られたまま10分や20分が過ぎてしまったといったことが起きます。

もちろんその場合でも、そのことを認識して空の状態に戻ってあげればよいのですが、さすがに10分の時間を余計に費やすのは少しもったいないでしょう。

そのため、その時々の自分にとって可能な範囲で自分の心を見張り、思考や感情に乗っ取られているのに気づいたら、早めに空の状態に戻ることに集中しましょう。

5.3. 一度に一つのことだけを行う習慣

3つめは、やや応用的な内容になるのですが、普段から一度に一つのことだけを行う習慣をつけておくことです。

分かりやすい例としては、音楽を聴きながら仕事をしたり、誰かと会話しながら何かを行ったり、食べながら何かを行ったりしないということです。
仕事をするときには、仕事のことだけを考える。音楽を聴くときには、音楽を聴くことだけに集中する。誰かと会話するときには、会話のことだけを考える。食べるときには食べることだけに注意を向けるようにします。

これは、今行っていることだけに集中するという訓練になり、何もしないをするときの予行練習になります。
そして、普段から一度に一つのことを行っていると、圧倒的な集中力を発揮して仕事をしたり、目の前の人と関われたりするので、本当に人生が発展します。

6. 何もしないをする まとめ

  • 現代人は焦りの動機からTo do リストをこなすことに必死になり過ぎているが、焦ってTo doリストをこなすことで、自分の心臓の脈を狂わせてしまう。
  • 何もしないをすると焦りのループから出られ、安心の心に立ち帰れる
  • プーさんも「何をしないをする」をしている
  • 何もしないとは「頭の中を空にすること」であり、実践上のポイントは以下の2つ
    • 本当に何もしないこと
    • 思考や感情を受容すること
  • 「何もしないをする」をさらに充実させる方法は以下の3つ
    • 「今から自分は何もしないをする」いう確固たる決意
    • 集中しようとする姿勢
    • 一度に一つのことだけを行う習慣
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